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中~高送りミーリング工具の刃先角度は約30°で、高送り
ミーリング工具と比べて角度が大きいです。これは一刃 Q.&.A
当たりの送り量を減らし、必要な切屑厚みを維持しますが、
切削深さをより大きくできるため、金属除去率は高いまま
です。したがって、適切な工具形状と、適切な送り量の Q:耐熱鋼(特にチタン)の加工時、高送りミーリング工具を
組み合わせが必要となります。 使用できますか?
イスカルの中~高送りカッター(MFタイプ)は2種類あります。 A:ブレーカー形状・材質といった工具条件や、切削条件を
ヘリドゥ・アップフィード<H600>は、エンドミル、フェースミル 適切に選択した場合、問題なく加工可能です。例えば、
等に対応したチップ交換式工具であり、豊富なレパートリー チップ交換式のヘリドゥ・アップフィード<H600>であれば、
を用意しています。前述の高送りミーリング工具同様に、 ステンレス鋼・耐熱合金加工用のHPブレーカーチップを
H600 WXCUチップ は MF...、 FF...両方のカッターに取付 使用し、推奨切削条件に従うことで対応可能です。
可能です。
Q:フル溝の粗ミーリング加工に、高送りミーリング工具を
ヘリドゥ・アップフィード<H1200>は、イスカルの代表的な 使用できますか?
中~高送りミーリング工具です。六角形、両面使いチップ A:使用可能ですが、切削速度と一刃当たりの送り量は、
採用で12コーナー使用可能です。低動力マシンであっても 従来より少なくする必要があります。
高送り加工が可能です。
高送りミーリング工具、中~高送りミーリング工具の主な Q:焼入鋼の加工に、高送りミーリング工具を使用できます
用途は次の通りです。 か?
• 広幅、高金属除去率の平面加工に対応 A:一刃当たりの送り量を、軟鋼加工時と比較し平均3~4倍
• キャビティ加工&ポケット加工に対応 小さくすることで、使用可能です。
• サイドプランジ加工に対応
Q:カタログやガイドにて指定されている、 高送りミーリング
多くの場合、高送りミーリング工具を導入することにより、 工具の「プログラム用R」とは何ですか?
生産性の大幅な向上と生産コストの削減を実現します。 A:CNCプログラム作成用のR数値です。
高送りミーリング工具は、通常のミーリング工具とは
形状が異なるため、お客様はコーナーR付カッターの
ように、CNCプログラムを作成可能です。
Q:長い突出しでのミーリング加工時、切削速度と一刃当たり
の送り量は減らす必要がありますが、高送り加工でも
同様ですか?
A:切削速度は減らす必要があります。しかし、送り量に
関しては減らすのではなく、切込み深さを減らして送り量を
維持する方法が効果的です。これにより、工具の安定性が
向上し、切屑排出性が高まるだけでなく、切削の中断も低減
されます(多くの場合、切屑排出が困難なキャビティや、
ポケットに、長い突出し加工が行われます)。切込み深さを
減らすことは、延性材料の高送り加工において優れた性能
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を発揮します。